【SES】新しい開発現場で意識したこと(ITエンジニア)

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SES事業がメインの会社に入社して、2年半が経ちました。現在の常駐先では1年3ヶ月ほどお世話になっています。今回は、新しい開発現場で意識していることについて、自身の経験をもとにお話ししたいと思います。これからSESとして働く方や、経験が浅くて不安を感じているエンジニアの方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

※私の経歴が気になる方は下記の記事をご覧ください

開発現場で意識すること(私が意識したこと)

ここからは、私が実際に現場で意識していることを紹介します。

ドキュメントをまとめる

新しい開発現場に入ると、覚えること・確認することがたくさんあります。
「このドキュメントを読んでおいてね」と渡されたものの、専門用語だらけで何を言ってるのかよくわからない…なんてことも珍しくありません。

また、資料がいろんな場所に分散していたり、フォルダ構成が分かりづらかったりすることも多いです。「あの資料ってどこにありましたっけ?」と気軽に周りの人に聞ける環境であればいいのですが、質問できる人が忙しかったり、何回も同じことを聞いてるとかなり迷惑になってしまいます。

そんな時、「よく使う情報」を自分用にまとめておくと便利です。

たとえば

  • よく参照するフォルダのパス
  • 各種ドキュメントの場所
  • 専門用語の簡単な説明
  • 環境構築に必要な手順の抜粋
  • Q&A

などをExcelやメモアプリに一覧でまとめておくと、作業効率がぐんと上がります。
また、あとから入ってきた人に共有できることもあるので、一石二鳥です!

質問の仕方を考える

新しい開発現場では、最初のうちはわからないことだらけです。
環境のこと、設計のこと、ルールのこと…。何をどう聞いたらいいか迷うことも多いと思います。でも、質問は悪いことではありません。逆に質問できる人は偉いと思います

質問の仕方を工夫すれば相手の時間を無駄にせずに済み、自分の理解も深まります。

では、どんなふうに質問すればいいのか?

① 自分なりに調べてから聞く

いきなり「これ何ですか?」と聞くのではなく、
「公式ドキュメントや過去の設計書を読んでみたのですが、◯◯の部分が理解できませんでした」
と伝えるようにしています。

調べた上で聞いていることが伝わると、相手も丁寧に教えてくれます。


② 質問の背景を伝える

「なぜそれを知りたいのか」を伝えると、より的確な答えが返ってきます。

たとえば

「この関数の仕様について確認したいのですが、〇〇の機能を修正していて、この挙動が影響しそうだったので…」

といった感じで、質問の目的を一言添えるだけで印象が変わります。


③ わかりやすいを追求する

相手にわかりやすく理解してもらうにはどうすればいいか考えたとき、私はちょっとした資料を作るようにしています

たとえば

  • 処理のフロー図
  • データの流れを図解したもの

システムの処理やデータの流れを説明するとき、文章だけだと伝わりづらい場面が多々あります。そんなときは、簡単なイメージ図や構成図を作って説明すると、相手もすぐに状況を理解してくれることが多いです。また、資料を作っているうちに、自分が理解できていなかったポイントに気づくこともあります。


④ 聞いた内容は必ずメモして、繰り返さない

同じことを何度も聞いてしまわないよう、必ずメモを取るようにしておくといいです。

ミィーティング時は必ずメモを取る

ミーティング中は、できるだけメモを取るようにしています

なぜなら、その場では理解できたつもりでも、あとから「あれ?どうだったっけ?」となることが多いからです。
特に新しい現場では、専門用語や聞き慣れないルールがたくさん出てきます。

メモを取っておくことで、

  • 自分の理解を整理できる
  • 後で見返せる
  • 同じことを何度も聞かなくて済む
  • 発言の内容や指示の抜け漏れを防げる
  • 他の人から質問されたときにも、すぐに答えられる

といったメリットがあります。また、他の人の作業にも興味を持つようにしています。

なぜかというと、他の人の作業が自分にまわってくることがないこともないからです。

報告・連絡・相談(ほうれんそう)を意識する

開発現場では、「報告連絡相談(ほうれんそう)」がとても大切だと感じています。
特にSESで新しいチームに入ると、最初は「何を、どこまで伝えればいいんだろう?」と迷うことも多いですよね。でも、こまめなほうれんそうを意識することで、

  • 今どこまで進んでいるのかが共有できる
  • 問題や不安を早めに伝えられる
  • 信頼して仕事を任せてもらえるようになる

といった良い循環が生まれます。


「まだ完成していないから報告しにくい…」と思ってしまうこともありますが、
途中経過でも一言伝えておくだけで、相手の安心感は全然違います。

たとえば

  • 「今この機能の実装中で、8割ほど終わっています」
  • 「ちょっと詰まっている部分があるので、午後に相談させてください」

といった簡単な報告でもOKです。「○○の件で、この後30分ほどお時間いただけますか?」
事前に確認して相談の場を作ることができれば、さらにスムーズに話ができますし、丁寧な印象にもつながります。


「相談する=迷惑をかける」ではなく、
早めに相談することで、結果的にチーム全体の効率も上がると思っています。

素直に気持ちを伝える

開発現場で仕事をしていると、わからないことや不安なこと、ちょっとした違和感を覚えることもあります。
そんなとき、私は「素直に気持ちを伝えること」を大事にしています。


たとえば

  • 「この仕様、少し自信がないので確認していただけますか?」
  • 「まだ理解が追いついていない部分があるので、時間をいただきたいです」
  • 「このやり方、とても助かりました!」

といったように、遠慮せず・誠実に自分の状態を言葉にすることが、
結果的に円滑なコミュニケーションや信頼関係につながると感じています。


わかっていないと思われたくない迷惑をかけたくない
そんな気持ちがあるのは当然ですが、無理して抱え込むより、素直に伝えたほうが状況は前向きに動くことが多いです。

まとめ

SESとしてさまざまな現場に入るということは、そのたびに新しいチームに参加するということでもあります。

最初はどうしても緊張や不安がありますが、相手の立場を意識しながら、丁寧に仕事を積み重ねていけば、自然と信頼関係は築けるものだと思っています。

もちろん、最低限の技術力は必要かもしれません。
でも、それ以上に大切だと感じるのは、コミュニケーションをしっかりとることです。

これからも、自分の成長とともに、現場での気づきや学びをシェアしていけたらと思います!

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