今回は、レビューについて説明していきたいと思います。この記事を読むことでレビューとは?というところからざっくりレビューの方法や初心者(若手エンジニア)が考えるべきポイントがわかるようになるかと思います。
システムエンジニアのレビューって?初心者が考えるべきポイント
レビューとは、開発の工程で作成される設計書、ソースコード、テスト仕様書などの成果物に対して、関係者が目視や議論を通じて欠陥がないかを確認する作業になります!
レビューのやり方は、対面レビュー、紙面レビューがあり私の今の開発現場では基本的には「紙面レビュー」を行っています。
対面レビューとは…対面で成果物に対して説明しながらレビューを行うことです。
紙面レビューとは…Excelなどでレビューシートを作成し、レビューを記載して確認を行います。
成果物に対してレビューする人をレビューア(Reviewer)、レビューしてもらう人をレビューイ(Reviewee)といいます。

紙面レビューでは、レビューア、レビューイがそれぞれレビューシートに記載しレビューを行っていきます。
では、設計書レビュー、コードレビュー、テスト仕様書レビューについて詳しくみていきましょう!
設計書レビュー
以前、基本設計書と詳細設計書の書き方については説明しました!
基本設計書や詳細設計書をレビューする時は、開発現場のドキュメントの書き方にそっているのか。ということや業務視点で問題ないのかということを考えながらレビューしていきます。
初心者が考えるべきポイント
レビューを行うときは、レビューする側もされる側も、お互いにその画面や機能の内容をしっかり把握しておくことが大切です。内容を理解しないままレビューすると、指摘の質が下がったり、無駄な修正が増えたりしてしまうことがあります。
それから、「レビュー=誤りを指摘すること」ではない という点も大事です。
わからない部分があれば、遠慮せずどんどん質問して、内容を理解したうえでレビューするようにしましょう。
コードレビュー
先輩のコードをレビューするなんて恐ろしい…。最初はそう感じていました。
でも、開発現場のコーディング規約に沿っているか?設計書の内容通りに実装されているか?という点を意識してレビューするようにしたら、少しずつ苦手意識がなくなっていきました。
初心者が考えるべきポイント
「ここの書き方はこうした方が処理速度が速い」「この書き方の方が短くてすっきりしてる」
そんなレビューができたら理想ですが、初心者のうちは経験不足でそこまで見るのは難しいですよね。
でも、最初のうちは ルールや設計とのズレを意識して見るだけでも立派なレビューです!
それだけでもチームにしっかり貢献できるし、続けていくうちに自然と見る目が養われていくと思います。
テスト仕様書レビュー
テスト仕様書のレビューで大事なのは、必要なテスト項目がちゃんと書かれているかどうかというところだと思います。もし抜けがあると、後で不具合に気づいて手戻りになることもあるので、ここはしっかりチェックしておきたいポイントです。
初心者が考えるべきポイント
テスト仕様書をレビューするときは、まず設計書の内容がきちんとテスト項目に反映されているかを意識して見ることが大切です。すべての機能やパターンを完璧に理解していなくても、設計書と照らし合わせながら抜け漏れがないか確認するだけでも十分立派なレビューになります。
また、テスト手順が分かりにくかったり、期待結果の書き方があいまいだったりする部分も要チェックです。
「これ、自分が実際にテストするとしたら理解できるかな?」という視点で読むと、意外と気づける点が多いです。
まとめ
いかがでしたか?レビューは初心者(若手エンジニア)にとっては、苦手な作業の1つだとは思うのですが、自身の成長のためにも恐れずレビューをおこなっていきましょう!