今回は、Oracleで改行文字を入れる方法について説明します!以前紹介したDUAL表を使っていきます。
改行文字を入れる方法
改行文字を入れるには、CHR関数を使用します。
SELECT
'1行目' || CHR(13) || '2行目' AS "CHR(13)",
'1行目' || CHR(10) || '2行目' AS "CHR(10)",
'1行目' || CHR(13) || CHR(10) || '2行目' AS "CHR(13) || CHR(10)"
FROM
DUAL;
CHR(13) | CHR(10) | CHR(13) || CHR(10) |
---|---|---|
1行目 2行目 | 1行目 2行目 | 1行目 2行目 |
CHR(13)、CHR(10)、CHR(13) || CHR(10) と記述していますが主にプラットフォームによって使い分けます。
CHR(13) – (Carriage Return)
ASCIIコード13に対応
古いMac OS(Mac OS 9以前)
CHR(10) – (Line Feed)
ASCIIコード10に対応
Unix/Linux、macOS(OS X以降)
CHR(13) + CHR(10) – (CRLF)
Windows
その他のエスケープ文字
タブ文字、スペース文字、引用符も同じようにCHR関数を使用します。
SELECT
'タブ文字' || CHR(9) || 'です' AS "CHR(9)",
'スペース' || CHR(32) || 'です' AS "CHR(32)",
'引用符(' || CHR(39) || ')' AS "CHR(39)"
FROM
DUAL;
CHR(9) | CHR(32) | CHR(39) |
---|---|---|
タブ文字 です | スペース です | 引用符(‘) |
まとめ
改行文字を入れるにはCHR(13)、またはCHR(10)を使います。タブ文字を入れるときはCHR(9)を使います。今回はSELECT文で紹介していますが、UPDATE文やINSERT文で改行文字やタブ文字を入れる場合も同じように記述します。その他のエスケープ文字も紹介させていただきました。ぜひ、参考にしてみてください!
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