前回はJavaScriptについて説明しました。今回はjQuery(ジェイクエリー)について説明していきます!
jQueryとは?
jQueryは、JavaScriptの「ライブラリ」の1つでjQueryを使用することでJavaScriptをシンプルに短いコードで実装ができるようになりました。下記のソースコードはボタンを押した時にアラートを表示させるだけの処理なのですが、JavaScriptで書いたものとjQueryで書いたものでコードの長さの違いがわかるかと思います。
// JavaScriptでのクリック処理
document.getElementById('test').addEventListener('click', function() {
alert('Hello, JavaScript!');
});
// jQueryでのクリック処理
$('#test').click(function() {
alert('Hello, jQuery!');
});
jQueryの特徴
DOM操作の簡略化
HTML要素の選択、追加、削除、変更などのDOM操作を容易に行えます。
イベント処理
クリックやマウスオーバーなどのイベントを簡単に処理できます。
アニメーションの作成
要素のフェードイン・フェードアウト、スライド、カスタムアニメーションなどを作成できます。
Ajax通信
サーバーとの非同期通信を簡単に行えます。
ブラウザの互換性
主要なブラウザで動作し、クロスブラウザの互換性を確保します。
Desktop:Chrome / Edge / Firefox / Internet Explorer / Safari / Opera
Mobile :Stock browser on Android / Safari on iOS 7
Browser Support
JavaScriptとの使い分け
jQueryとJavaScriptはどう使い分けたらいいのか…
JavaScriptはより高度な処理やパフォーマンスが求められる場合に適していますが、小規模なプロジェクトやクロスブラウザの互換性が求められる場合には、jQueryのほうが向いています。
jQueryは学習すべきか?
結論:使うなら勉強しよう。
jQueryは2006年に登場したライブラリでかなり古いです。近年では、React、Angular、Vue.jsなどのモダンなフレームワークが台頭してきているため、新規プロジェクトでjQueryが採用されることは少なくなってきました。とはいえ、まだまだjQueryが使われているWebサイトやWebアプリケーションは数多く存在しています。
jQueryは書籍やWeb上に情報がごろごろ転がっているため勉強しやすくはありますが、古いライブラリなので今からJavaScriptのライブラリを勉強する方はもっと新しいライブラリの勉強をしたほうがいいかもしれません。
まとめ
jQueryはJavaScriptのライブラリでjQueryを使うことで「JavaScriptのコードを短く書くことができるんだな」ぐらいの感じで覚えておきましょう!
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