JavaScriptとは?

JavaScript

今回はJavaScriptの基本的な特性や使い方について説明します!

JavaScriptは、Web開発において不可欠な役割を果たすプログラミング言語です。1995年にNetscapeのブラウザで初めて導入され、その後急速に普及し、今ではほとんどのWebページで使用されています。

JavaScriptとは?

JavaScriptは、動的なコンテンツの追加や操作、イベントの処理、アニメーションの制御など、Webページ上でクライアントサイドの動作を実現するためのスクリプト言語です。HTMLとCSSと共にWeb開発の3本柱として位置づけられ、ブラウザ上で実行されます。

JavaScriptの特徴

クライアントサイドの実行

JavaScriptは主にブラウザ上で実行されます。これにより、ユーザーの操作に応じて動的なコンテンツを提供したり、Webページの挙動を制御したりすることが可能になります。

動的な特性

JavaScriptは動的な言語であり、変数の宣言や型の指定などの手続きが不要です。また、実行時に変数やオブジェクトのプロパティを追加したり変更したりすることができます。

イベント駆動

JavaScriptはイベント駆動のプログラミングモデルを採用しており、ユーザーの操作やページの状態の変化に応答して動作します。例えば、ボタンがクリックされた時などに特定の関数が実行されるように設定することができます。

サンプルがあるよ!

クロスプラットフォーム

JavaScriptはほとんどのWebブラウザでサポートされておりWindows、Mac、Linuxなど、さまざまなプラットフォーム上で動作します。これにより、異なる環境でも同じJavaScriptコードを実行することができます。

ライブラリとフレームワークの豊富な生態系

JavaScriptには豊富なライブラリやフレームワークが存在し、開発者はこれらを利用して効率的にアプリケーションを構築することができます。代表的なものとして、jQuery、React、Angular、Vue、Node.jsなどがあります。

jQuery
jQuery: The Write Less, Do More, JavaScript Library
React – ユーザインターフェース構築のための JavaScript ライブラリ
ユーザインターフェース構築のための JavaScript ライブラリ
AngularJS — Superheroic JavaScript MVW Framework
Vue.js
Vue.js - The Progressive JavaScript Framework
Node.js — About Node.js®
Node.js® is a JavaScript runtime built on Chrome's V8 JavaScript engine.

JavaScriptの使い方

JavaScriptはHTMLファイルに直接記述するか、外部ファイルからJavaScriptを読み込むことでプログラムを実行することができます。

HTMLファイルに直接記述

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>Alert Button</title>
</head>
<body>
  <button  onclick="showAlert()">クリックしてアラートを表示</button>
  <script>
    function showAlert() {
      alert("ボタンがクリックされました!");
    }
  </script>
</body>
</html>

直接JavaScriptをHTMLに直接記述するには<script>タグを使い、一般的には<body>タグの中に書きます。

このコードでは、HTMLに<script>タグを埋め込み ボタンがクリックされると showAlert() 関数が呼び出され、その関数内で alert() メソッドを使用してアラートを表示します。

クリックしてアラートを表示

外部ファイルから読み込む

Sample フォルダに index.html というHTMLファイルと script.js という jsファイルを用意します。

<!-- index.html -->
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>External JavaScript Sample</title>
  <!-- 外部のJavaScriptファイルを読み込む -->
  <script src="script.js" defer></script>
</head>
<body>
  <h1>外部JavaScriptファイルの読み込みサンプル</h1>
</body>
</html>

<script src=”読み込むjsのパス指定” defer></script>

ここでは、index.htmlとscript.jsが同じ階層にあるため src には直接 script.js を指定しています。

// script.js
 alert("Hello, JavaScript");

index.htmlを開くとalertが表示されました。

JavaScriptの重要性

JavaScriptはWeb開発において非常に重要な役割を果たしています。その主な理由は次の通りです。

動的なユーザーインタラクション

JavaScriptを使用することで、ユーザーとの対話性の高いWebページを構築することができます。フォームの検証、ボタンのクリック時のアクション、アニメーションなど、さまざまな動的な機能を実装することが可能です。

クライアントサイドのデータ処理

JavaScriptはクライアント側でのデータ処理にも利用されます。たとえば、フォームの入力データの検証や操作、ローカルストレージの利用などが挙げられます。

Webアプリケーションの開発

JavaScriptは、モダンなWebアプリケーションの開発において欠かせない言語です。フロントエンドの開発だけでなく、バックエンドの開発にも利用されることがあります(Node.jsなど)。

クロスプラットフォーム開発

JavaScriptはほとんどのWebブラウザでサポートされており、異なるプラットフォームやデバイス上で動作するWebアプリケーションを開発する際に非常に便利です。

生態系の豊富さ

JavaScriptには豊富なライブラリやフレームワークが存在し、これらを活用することで効率的に開発を行うことができます。また、コミュニティの活発さもあり、情報やサポートを得ることが容易です。

JavaScriptのライブラリ jQueryって?

まとめ

JavaScriptはWeb開発において必要不可欠な言語で、Webページ上(クライアントサイド)で動作する、Javaとは違う言語だということを覚えておきましょう! JavaScriptを理解し、最大限に活用することでより魅力的で使いやすいWebアプリケーションを構築することができるかと思います。

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